410月/11Off

KAGEROU

遅ればせながらやっと図書館での予約順番が回ってきたので斉藤智裕(水嶋ヒロ)さんの「KAGEROU」を読んだよ。文字数が少ないのでゆっくり読んでも1時間くらいで読めてしまった。

自殺するヒトを見つけて、どうせ死ぬならと臓器移植をもちかけ、その身体の全パーツに値段がつき、遺族にお金がわたるビジネス。

う~ん。よく考えたら身震いするほど怖い話だけど、まぁ・・実際どこかの国ではある話みたいだし。

主人公はヤスオという自殺願望のある男。臓器売買をもちかけるのはキョウヤという男。

最終的にどうゆう展開になるのか?何かどんでん返しがあるのか?と期待しながら読むものの、サラリと終わってしまった感が残るカナ。

最後は「値段がつかない」とされていた「脳」まで予定外に移植されたようだけど・・その辺はちょっとよくわからなくて読み終わってからネットで調べてようやく理解。

アマゾンでは酷いレビューが多いみたいだけど、確かに小説家としての作品ならアレだと思うけど、う~ん。まぁこれはこれでいいのではないかしら。

ところでこの小説の中に、魚を飼ったことあるか?というくだりの話があった。

「魚を沢山同じ水槽で飼っていると、最初は皆同じ大きさの魚で均等に餌をあげているつもりなのに、大きくなるのと小さいままの魚がいる」という点に、小説とは関係なく、うちの水槽が気になった(!)

確かにウチの金魚の赤ちゃんも、知り合いからもらってきて半年ほど経って今は子供になったけど、デカくなった主「ジャイアン」みたいなのもいればなかなか成長しないのび太もいる。

先日も1匹★になったし、今いる金魚たちの中で1匹だけよーくみるとエラやヒレがギザギザになって食われちゃってるのも居たー。あの水槽の中で縄張り争いとかイジメとかあるんだろうか・・いや、まぁ魚の習性としてそりゃあるんだろうけど。

で、この本には

「魚でも要領のいいやつはいつもいいポジションにいて他のやつらの分の餌まで食べちゃうわけ。そうするとそいつらはさらに身体が大きくなっていって、その一方でダメな魚は身体も小さくて下手すりゃ死んじゃうんだ。それだけじゃないよ。でかい魚同士で縄張り争いとかがあって、そこで勝ったやつはそいつらよりももっとでかくなっていって、餌を一人占めしようとしだすんだけど、それだけじゃ飽き足らなくて遂には自分より小さい魚を食い始めるんだ。いわゆる共食いだよ。そうやって大きくて強いやつはますます強くなって、弱いやつはますます弱くなっていく・・・これって今の世の中とそっくりじゃない?」

と書いてあって。うんうん、確かに。

本の感想とは関係ないけど、うちの水槽、心配である。
早速、水かえのついでにジャイアンを一時的に隔離してみよう!